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株式会社カヤバの漆ブログ
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2007/11/07(Wed)00:00
今回は倉敷市にある由緒ある旅館の特別室に、格子戸と花器を提案しました。
コーディネーターさんから、「漆を使いたい」とご相談を受けたのが昨年。
今回は空間を赤系の色でコーディネートされていたので、
漆の赤を格子戸や花器に提案しました。
まずはエントランスの格子戸。特別室の入り口です。
▲特別室の入口。玄関ホール側
▲赤と黒の漆パネルがアクセントに
赤と黒の漆パネル(技法:布目)を格子に組み込みました。
格子戸全部に漆をかけるのもいいのですが、
この様に部分的に漆を組み込むだけでも雰囲気が出ます。
今度は花器。
特別室にあるお茶室の待合席に、漆塗りの花器(技法:目はじき(赤)/布目(黒))
を飾っていただきました。
現場写真がないので、納品前に撮った写真ですが・・・
▲漆塗りの花器と、漆和紙を張ったバックパネル
現場の壁に傷をつけたくないという事で、
バックパネルを用意、そこに花器を設置する形にしました。
パネルと花器は簡単に取り外しができるので、パネルだけでも使えます。
格子戸に使った色に合わせて、赤と黒の漆で仕上げています。
今回の物件はデザインなどかなり自由にやらせていただけたので、
とてもやりがいのある仕事でした。
無事現場にも納まり、オーナー様も気に入っていただけたと聞き、ほっとしてい。
私もいつかお金持ちになったら(予定は未定です!)この特別室に泊まりに行きたい
なあと思っています(笑)
※写真は全てクリックすると拡大写真が出ます。是非大きな写真もご覧下さいね!
2008/5/21 文:向井絵美
No.34|スタッフ日記|Comment(0)|Trackback()
2007/11/06(Tue)00:00
前回の日記に書いたインテリアショップの帰りに、昨年秋に納品した現場を見てきました。
カヤバウェブサイトの「最新情報」にも載せた現場なのですが、
写真を取り直したのでこちらでも掲載します。
納品先は岡崎の某ハウスメーカーのモデルハウス。
ユニットバスの洗面カウンターとミラー枠に漆を塗りました。
技法は布目乾漆粉。
布を貼って漆を摺り込み、乾漆粉という漆を粉末状にしたものを蒔き、磨いて仕上げます。
強度があり、見た目にも美しい仕上げです。
このグレードだと、コップで擦るなどの日常使いの摩擦には大丈夫
元々凹凸のある塗りなので、多少傷ついたり凹んだりしても目立ちません。
ただ、水廻りだからと言って、ここまで仕上げなければいけないわけではありません。
より”ベター”という事です。
拭き漆の様なさらりとした塗りでも水は弾きますし、酸・アルカリにも強いです。
多少の傷がついても、逆に拭き漆ならでは『味』になりますしね。
話が少し反れてしまいました。
漆を他の素材と組み合わせると一気にモダンな感じになって、
いい感じに男臭い(笑)空間に仕上がっていました。
う~ん、渋い!
そしてこのモデルハウスにも、うるしのあかりを飾ってもらっていました。
(※カタログにはない形です)
玄関を入ってすぐの和室で、「いらっしゃいませ」と言わんばかりに、
煌々と明かりを灯してお客様をお迎えしていて、
まるで家の主の様だなあと、思わず笑ってしまいました(笑)。
※写真は全てクリックすると拡大写真が出ます。是非大きな写真もご覧下さいね!
2008/5/16 文:向井絵美
No.33|スタッフ日記|Comment(0)|Trackback()
2007/11/05(Mon)00:00
最近、ここ数ヶ月で納品した商品の施工写真を頂いたり、完成した現場を観に行ったりが
続いています。
暇を見て順番にアップしていきたいと思いますので、こまめにチェックしてくださいね(笑)
今回は、先月末にアートウォールドアを納品した、インテリアショップにお邪魔しました。
納品した場所は、ショップ内に新しくオープンした会員制カフェ。
まずは、お店に入って左手にこの一点↓
▲一見いつものアートウォールドアですが・・・
「あれ?ドアなのにハンドルや引き手がない?」
と思いませんでしたか?
なんと今回は自動ドアなんです!
いつも見慣れたアートウォールドアですが、実際に動く姿は圧巻!
開く姿をお見せできないのがとても残念!(中はパントリー)
もう一点、トイレの出入り口にもアートウォールドア。
グレーのコンクリート壁と黒漆のコントラストがかっこいい!
普通なら冷たい雰囲気になってしまう色の組み合わせですが、
共に素朴な質感なので、不思議と暖かい雰囲気に仕上がっていました。
照明の光で漆の刷毛むらが浮かび上がって綺麗でした。
▲トイレの出入り口にもアートウォールドア
カフェ内にうるしのあかりも飾って頂きました。
階段登ってすぐの特等席です!
▲壁に映った光や影がいい味出してます
最後は少しお店の方とお話をしながら、
素敵な空間で、美味しいお茶をごちそうになりました♪
ありがとうございました!
▲テーブルコーディネートもとても素敵でした
※写真は全てクリックすると拡大写真が出ます。是非大きな写真もご覧下さいね!
2008/5/14 文:向井絵美
No.32|スタッフ日記|Comment(0)|Trackback()
2007/11/04(Sun)18:02
2月末にオープンした創作和食のお店・K。
先日、デザイナーさんから施工写真を頂いたのでアップします!
▲姫子パネル・赤(これは自社内で撮影)つぶつぶした表面が特徴の漆塗りです。
パネルの裏から花が生けられる様に穴が開いています
▲店舗のエントランスに設置。とてもインパクトがあります
▲漆和紙を張った間仕切りパネル。重厚感があります
※写真をクリックすると、拡大します。
今回は大胆に漆を使っていただきました。
小さくてもそれなりにインパクトのある漆塗りですが、
これだけ大きいものだと迫力があります。
う~ん、かっこいい!
自社で塗り上がってきたパネルを見た時も「綺麗だなぁ」と自画自賛していたのですが、
現場の計算された空間に納った写真を見た時、
「さすがプロの技だなあ~」と感心してしまいました。
デザイナーさんやコーディネーターさんと仕事をすると、
私達にはない発想で、漆を取り入れようとしてくださります。
いつもデザインについて教えて頂いているような気分になります。
どんな相談でも構いません。
気軽にお問い合わせくださいね!
私達ももっと勉強しなくてはと思っていますので!
2008/4/25 文:向井絵美
No.30|スタッフ日記|Comment(0)|Trackback()