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2024/11/26(Tue)08:33
株式会社カヤバの漆ブログ
2024/11/26(Tue)08:33
2007/11/06(Tue)00:00
前回の日記に書いたインテリアショップの帰りに、昨年秋に納品した現場を見てきました。
カヤバウェブサイトの「最新情報」にも載せた現場なのですが、
写真を取り直したのでこちらでも掲載します。
納品先は岡崎の某ハウスメーカーのモデルハウス。
ユニットバスの洗面カウンターとミラー枠に漆を塗りました。
技法は布目乾漆粉。
布を貼って漆を摺り込み、乾漆粉という漆を粉末状にしたものを蒔き、磨いて仕上げます。
強度があり、見た目にも美しい仕上げです。
このグレードだと、コップで擦るなどの日常使いの摩擦には大丈夫
元々凹凸のある塗りなので、多少傷ついたり凹んだりしても目立ちません。
ただ、水廻りだからと言って、ここまで仕上げなければいけないわけではありません。
より”ベター”という事です。
拭き漆の様なさらりとした塗りでも水は弾きますし、酸・アルカリにも強いです。
多少の傷がついても、逆に拭き漆ならでは『味』になりますしね。
話が少し反れてしまいました。
漆を他の素材と組み合わせると一気にモダンな感じになって、
いい感じに男臭い(笑)空間に仕上がっていました。
う~ん、渋い!
そしてこのモデルハウスにも、うるしのあかりを飾ってもらっていました。
(※カタログにはない形です)
玄関を入ってすぐの和室で、「いらっしゃいませ」と言わんばかりに、
煌々と明かりを灯してお客様をお迎えしていて、
まるで家の主の様だなあと、思わず笑ってしまいました(笑)。
※写真は全てクリックすると拡大写真が出ます。是非大きな写真もご覧下さいね!
2008/5/16 文:向井絵美
No.33|スタッフ日記|Comment(0)|Trackback()
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