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2024/11/26(Tue)09:41
株式会社カヤバの漆ブログ
2024/11/26(Tue)09:41
2007/10/12(Fri)00:00
以前から紫外線に弱いとは知っていたものの、
自分の目で変化を確かめたくて、実験を始めたのが2007年8月。
塗りは、拭き漆と和紙の2種類(塗りの種類はこちら)を用意。
一番紫外線が当たる、事務所の南側の窓にセッティングしました。
▲変化がよく判る様に当たる所と当たらない所を作る
4ヶ月目。見た目に変化はありませんでした。
日が当たっている所に多少ざらつきがあったかも?
折角なのでもう少し置くことに。
そして8ヶ月。
紙を剥がして見比べてみました。
▲写真を拡大して見比べてください
艶がある所とない所、半分に綺麗に分かれています。
手触りも全く違い、紫外線が当たっている所はもっとざらざらになりました。
ちなみに和紙は、8ヶ月では見た目に大きな変化はありませんでした。
今回変化があった拭き漆は一番塗膜が薄い塗りなので、
紫外線が当たる事により、塗膜が痩せが早かったのだと思います。
やはり漆は紫外線に弱い物だと、改めて納得しました。
(蛍光灯程度の紫外線は全然大丈夫なんですけどね。)
漆塗りをご検討される際には、紫外線が当たらない場所かどうか
確認する事をお勧めします。
*漆コラム目次はこちら
No.29|漆コラム|Comment(0)|Trackback()
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