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2024/11/26(Tue)11:35
株式会社カヤバの漆ブログ
2024/11/26(Tue)11:35
2007/10/11(Thu)00:00
「漆は傷つきやすい」と思われがちですが、
実は他の合成樹脂系塗料の硬度と大差ありません。
漆の硬度(塗膜の硬さ)は、大体2ヶ月程で4H~6Hぐらいになります。
次は耐薬品性。
漆の長所は?で「酸/アルカリに強い」と書きました。
ではどの位強いのか?
硫酸や濃硝酸(金をも溶かす強酸性の水溶液)をかけてもまったく変化がありません。
炭酸ナトリウムなど弱アルカリ性程度の物なら変化はありません。
また、エタノールなどアルコールにも強いです。
これらは全て実験された上で、研究データも出ています。
さすがに、鋭利なもので引っ掻いたり、除光液など強い溶剤を付着させると傷つきます。
しかし、総合的に評価すると、漆は安定した塗料であり、
溶剤や薬品に対しては、比較的強い塗料なのです。
漆を塗ってすぐは弱いので,始めは丁寧に扱って欲しいのですが、
(大体、商品納品後3ヶ月位は丁寧に扱ってもらう様お願いしています)
長い目で見ると、とても扱いやすい素材だと言えます。
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No.27|漆コラム|Comment(0)|Trackback()
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